スローなブギにしてくれ

原作を読んだので、今度は映画版も見たくなりDVD入手

あの短編をどう映画化したのか?と思ったが、片岡義男の短編小説を織り交ぜて脚本化したもの
マスタングが初代をイメージして読んでましたが、マスタングⅡのGHIA
マスタングの男を山崎努が演じたので、似合ってるといえば似合ってますが

ダメな親から逃れる為にダメな男に頼る主人公さち乃に浅野温子
この時20歳
綺麗と言うか可愛いですね
裸体も拝めますし(笑)
角川映画はやたらとヌードシーン使いたがります
でもエロくなく綺麗な描写なのでヨロシイデス

CB500の高校生ゴローに故古尾谷雅人
この映画ではフリーターの社会人

マスタングの男は妻子持ちながら別居中
で、福生の外人ハウスに友人(原田芳雄)、その彼女と奇妙な同居生活
その友人が急死し、微妙な同居生活が壊れたところにさち乃がやってきて、んでそこにゴローも絡んできて

結局3人ともお互いに振り回されて
一番振り回されたのがマスタングの男
家族を失い、友も女も失い、心中しようとするも自分だけ助かり・・・

その心中した相手は誰だったのか?さち乃にも見えるし、そうでもないような

藤田敏八監督にしては、登場人物皆殺しでなくて拍子抜けでしたが、だれもハッピーになってないし、バッドでもないエンド

80年代初頭のアンニュイな感じそのもので、当時の福生や大和の様子も必見