【都内城跡巡り】稲付城(北区赤羽)

ちょっと前に赤羽に用が出来まして、急ぎでバイクで行ってきました
せっかくの赤羽なので、前から存在は知っていた稲付城へ訪問

赤羽駅からちょっと行った静勝寺が稲付城跡

太田道灌の時代の築だそうで、太田道灌と言えば石神井城攻略など室町末期に活躍した扇が谷上杉氏の有力武将

眼下に岩槻街道を見下ろす
岩槻街道と宿場の監督、そして岩槻城と江戸城の中継点としての役目
この稲付城は扇が谷上杉氏滅んだ後も後北条氏の支城としてその役目を果たしていったようですが、その際にこの静勝寺にあたる本丸だけでなく、二の丸、三の丸と拡張

寺の南側の坂道ですが、空堀や堀切の名残でしょう

こちらの門こそ大手門というか本丸の入り口であったのでしょう

本堂は関東大震災以後の1928年建立

築城主である太田道灌を祭った道潅堂は1715年に建立

寺や城跡とくればネコ!
こちらにも例にもれずネコがいました
首輪をしてたので、このお寺のネコちゃんかも

この稲付城、後北条氏が秀吉の関東征伐で滅び、徳川家康が江戸城に入城した際に、不要と見なされ廃城に
もともと道潅を祭った道潅寺と呼ばれてたものを江戸期に道潅の子孫、太田資宗によって静勝寺と改められ今に至ります

小ぶりながら歴史の詰まった城跡
それも都会の駅前にあるなんて、東京も意外に侮れませんよ