ボルティーのベース車両GN250
今でも中華生産で現役
おかげでアリエクではパーツが色々売ってます
おまけに中華にはGN300なるボアアップ版も存在し、また向こうの事情に合わせた進化というか改や変更が行われてます
キャブレターなどいい例で日本製はミクニのBS34でしたが中華ではTK34なる加速ポンプ付きキャブが標準(GN250,300共に)
現地OEM版は流石に2万前後しますが、これのコピー品は6千円前後
中華のキャブのそのまたコピー品などあんまり信用できませんが、ものは試しに購入

ぱっと見は問題なし
グラトラ用のBSR32とは違う加速ポンプ作動機構
きっとこのブーツ内のシャフトに定期的なグリスアップは必要なのでしょうね

中も見た目は問題なし
MJはOEM版はミクニの丸大ですが、これには丸小がついてます
サイズは140か135あたりぽいですが記載なし
GN300には丁度良いかも知れませんが250(ボルティー)には大きすぎ
標準のまま使ってたらプラグが被りまして、120番まで下げました(BS34なら135でも良いのですが)
無調整キャブを謳ってましたが、やはりセッティングは必要
フロート室ガスケットはBS34用が使えます

素晴らしいのはPSが横にあるのでBS34のようにタンクを外さなくてもPSセッティングが出来ます
ただPSの戻し値は謎で普通は1から2回転戻しですが、3から4回転戻し位でベスト

PSは一番上のやつ
真ん中と下はBS34ので、袋に入ってるのはグラトラやボルティ後期型のBSR32のもの
互換性のあるPSはあるのか?ないのか?
SR用のBSTのにちかいですが、ネジのピッチが違います

ポンつけで装着できますが(マニホールドBS34用を使用)アクセルワイヤーはボルティーの2本タイプから1本へ
GN250は一本ワイヤーでしたが、GNからさらにコストダウンを図って作られたボルティーは不思議と2本ワイヤー
で、キャブについてるワイヤーホルダーはBS34から移植が必要
余った一本は遊ばせておくと意外に悪さするので、撤去が望ましいです(ハンドルグリップ内のアクセルホルダー内でワイヤーが泳ぐ可能性あり)
いざ試運転すると指導性は向上、加速ポンプのおかげで中間のもたつきが解消
ボルティーの初期型は30年選手に近く標準のBS34キャブもオーバーホールを重ねても新品の時のような仕事はできないので、リフレッシュということでも効果絶大
チョークレバーが引きにくいですが、冬でもチョークはあまり要らないので、さしたる問題はなし
パワーアップではなく滑らかなアクセルになる感じです
でMJも120番まで絞れるので燃費の向上にもいいかも(まださほどテストしてないので、結果はこれから)
あとは耐久性がどれだけあるのやら?
これもしばし使用し様子をみるとします
今のところ6000円キャブながら問題なし
当たり外れがあるのかもしれませんが、この価格なら試してみるのも良いですね