ラムコークとキューバリバー

当店お酒も強いので、久々にカクテルネタ

ラムコークとキューバリバー(クバリブレ)の違いってなに? どっちもラムとコーラですよね?とたまに聞かれます
どちらもラムとコーラであるのは正解で、キューバリバー スペイン語読みでクバリブレは「自由キューバ万歳」って意味の19世紀末の第二次キューバ独立戦争にちなんだカクテルであるということ
キューバ独立戦争にちなんでるのなら、ラムはラムでもキューバ産ラムを使いたいところ
キューバ産ラムで有名なのは
 ハバナクラブ
 バカルディ
 コイーバ

キューバ独立にちなんだカクテルの割ものがアメリカの象徴ともいえるコーラというも不思議なところですが、第二次キューバ独立戦争はアメリカの支援の元に行われ、アメリカ陸軍通信隊のラッセル大尉がハバナのアメリカンバーでラム酒とコカ・コーラ(これも19世紀末に瓶入りの発売が始まる)ライムを添えたものを飲んでいた1900年8月のある日、バーにいた全員にその美味しさに気が付かれ、バーの中の人全員がそのラムのコーラ割を飲むことに
その際に乾杯の音頭としてラッセル大尉が言ったのが「自由キューバの為に!」
それでそれからキューバリバーという名称に

んでラムコークはそのキューバリバーの普及版というか呼び名の簡易版ではないかと
ちなみに英語圏ではラムコークでは通じずラムエンドコーク!とアンドを入れないとだめです
ジントニックもジンエントニックといった具合に!

当店ではキューバリバーのレシピはバカルディの白とコカ・コーラとライム
ラムコークはマイヤーズのダークにコカ・コーラにレモン
とそんな感じで区別しております

サトウキビベースのお酒ラムとコーラの愛称は不思議なくらい抜群で、ウォッカコークを作ると逆に不思議にもウォッカの臭さが出てしまい、ジンコーク(昭和40年代に日本で流行りましたが)これも使うジン次第ではとてもジンの臭さが出てしまいます(40年代の日本で海外のジンは高価で、国内産のジンとなると美味しいとは言えない代物。 よく皆さん飲んでたなーと言うのが感想です)
テキーラもやはりコーラとの相性は良く、こちらはメキシコーラというカクテルに
中米のお酒は同じくアメリカ大陸の飲み物と相性が良いということなんでしょうね

近年は天然素材だけで作ったコーラやエナジードリンク入りコーラなど21世紀らしいコーラも登場してるので、そちらで作る新しいラムコークなども試してみたいものです