久しぶりに読書に浸れるくらい時間があったので、前から気になってた「ザ・ビートルズレポート」を読む
この本はビートルズ初来日直後に発刊され、廃刊、別出版社で復刊、廃刊をくりかえし、今は絶版状態
ヤフオクで500円で入手できたのはちょっと幸運(1500円位が相場)
ビートルズ来日の模様だけでなく、ビートルズを招聘したプロモーター(実際はビートルズサイドから日本公演を打診され、ギャラも過去最低で構わない、1万人規模の開催を要求)の動き
当時は外貨持ち出し制限があり、払うギャラをドルでどう工面するか?
読売新聞社が後援に急に名乗りだし、武道館開催、警察も警備に全面協力を表明
その読売グループのトップ正力松太郎の動きにより急展開の後援
しかし急に武道館を使わせないと言い出したり
ファンサイド、評論家サイドの動きに、若者の流れにケチをつける老害
デタラメ記事を垂れ流すマスコミ(取材制限が酷すぎて、取材が出来なかったという理由もありますが)
チケットを巡る争奪戦とレコードにチケット引換券をつけて売る、なんだか今でも似たようなことはあるなー!な流れ
ビートルズファンを取り締まる警察
ビートルズを叩き出せ!と息巻く愛国党(故赤尾敏氏の右翼団体)の面々
ある意味たかだか一アーチストの来日公演に振り回される日本狂騒曲
もっと早く読んでおけば良かったと思わせる内容でした