真夜中のカーボーイ

アメリカンニューシネマの一角「真夜中のカーボーイ」
タクシードライバー同様、都会の孤独を描いた作品

テキサスからNYへジゴロで一攫千金目指してやってきたジョー
都会の男は皆ホモで女は俺みたいなタフガイに飢えている!と取らぬ狸の皮算用でやってきたものの、現実は甘くない
逆にオバハンのコールガールに金を巻き上げられたり、男に迫られたり
そんな中出会ったネズ公と呼ばれる小柄なイタリア系の男
マネージャーが必要だから、紹介してやろうと小銭をせびってホモのおっさんに送り込まれ・・・

宿泊費も賄えず宿も追い出されたジョーの前にまたネズ公
彼も寸借詐欺だったのだが、お互い都会の孤独の身どうし、彼が住んでる廃屋にジョーも転がり込み奇妙な生活が始まる
肺も病みボロボロなネズ公の為に何故か頑張るジョー
売血までして得た金でカフェでお茶をしてると、パーティーの招待状を渡してくる女性
飲み放題食い放題って事で行ってみるとそこはセレブというかパリピーのパーティー
念願かなって彼を買ってくれる女性にも出会い、更に紹介もしてくれると!
これでやっと成功かと思ったところネズ公の病気が悪化
彼の最後の望みフロリダに行きたい!を叶えようとゲイのオジサンを脅してまで金を作りフロリダ行きのバスに飛び乗る二人
念願のフロリダについた時ネズ公は・・・

ネズ公役にはダスティン・ホフマン
ジョー役には今ではCIAやNSAの長官役が似合うジョン・ボイド

イージーライダーの様なインパクトのある結末ではないしタクシードライバーのようなインパクトはないけど、寂しいような救われたような結末はやはりアメリカンニューシネマ