レスラー

かつては「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」「ナインハーフ」「エンゼルハート」など飛ぶ鳥を落とし勢いだったミッキー・ローク
ボクシングでのネコパンチ、整形した顔の崩れから、一気に落ちぶれていったのだけど、この作品「レスラー」で俳優ミッキー・ロークは復活
イケメンばかりクローズアップされてたけど元々演技力の高い俳優さん

かつてはトップスターのレスラーだったランディ ザ・ラム ロビンソン
中年になり今ではインディーズのドサ周りのレスラーに落ちぶれている
そんな落ちぶれてるさ中、試合後に心臓発作で倒れ、現役引退を決めるも、プロレス以外の生き方を知らない彼は困惑し、なじみのストリッパーに相談すると家族に会いなさいと言われる
久しく会ってない娘に会い、ぎこちないながらも徐々に打ち解けていくも自分のだらしなさから娘にも拒絶されてしまう
結局はリング以外に自分の居場所がないことを悟り、かつてのライバルとの再戦のリングに上る決意をする
久しぶりに多くの観客が詰めかけたリング上で彼はファンに「ファンの皆こそ俺の家族だ!」とスピーチし弱った心臓で命を懸けた最後の大技「ラム・ジャム」を掛けるのであった

ミッキー・ローク本人にもオーバーラップする主人公
不器用な男の不器用な生き様
泣かせる作品です