珍しく、まじめに書きます
Maker`s markを取り扱ってる明治屋主催で、Maker`s markを使ったカクテルの講習会が8月31日、京橋、明治屋ビル7階のクッキング教室内で行われました
折りしも台風接近中の中、60名の参加予定者のうち、40名以上の参加者(本人、目でチェックした感じ)
それも予定時間を過ぎての来場者も殆どなく、皆さんの熱意をヒシヒシと感じつつ、予定通り開場
まず、Maker`s mark本社より日本市場担当のPaul Knebel氏より、Maker`s markのバーボンテイスティング
これはMaker`s markの蒸留直後の原酒、1年熟成、6年熟成(製品)、9年熟成の4種類をテイスティングし、熟成の過程において、味がどう変化すするか、甘みと酸味のバランスがどのように変化するかを体験できるもので
このテイスティングで感じたのは、製品が6年ものならば、9年ものはさぞかしまろやかで美味いかと思いましたが、まろやかというよりは、全体的に鈍いと言えばいいでしょうか?
香りは9年ものの方が非常に甘くて、キャラメルやバニラの風合いなのですが、その香りとのギャップが激しくて、印象としては期待はずれでした
逆に1年物は、味に深みはないものの、若々しい(どれも当たりが強い)舌触りが新鮮で、これはこれで製品にしてもいいのでは?と感じさせてくれるものです
原酒は想像してたとおり、焼酎のような感じです、それもフルーティな焼酎、そんな風合い、しかし、口に角が当たるのはちょっと(って原酒ですからね)
で、今回のメインイベント、渋谷のBAR「石の華」のオーナーバーテンダーで各種カクテルコンテストでの優勝、スカパー「Cocktail TV」プロデュース等、バー業界で活躍している 石垣忍氏によるMaker`s markを使ったカクテル紹介
まずは「カルフォ二アレモネード」
これはスタンダードなカクテルですが、Maker`s markのさっぱりとした風味との相性はよく(石垣氏の技術の高さももちろんありますが)、まだまだ暑さが残る9月にもピッタリの一品(これは当店で出せますな)
そして「ミントジュレップ」
バーボンベースのカクテルとしてはベスト5に入りますね
フレッシュミントをつぶす際に少量の水分(水やソーダ)を足してあげるとミントの香りが引き立つ、などなど、細かいところまで神経の行き届いた調合には頭が下がります
(これも早速まねさせていただいてます)
次が石垣氏のオリジナル
「ルビーグレープフルーツとローズマリーのスマッシュ」
これは料理で使うローズマリーとカットした皮ごとのグレープフルーツをマドリング(すりつぶして)それにMaker`s markとソーダアップ
酒にローズマリー?と思いますが、ローズマリーの香味が不思議と飲みやすく、グレープフルーツの皮の油分もローズマリーの香味を引き立てるのに一役買ってるのとのこと
実際、皮の苦味は感じません
もう一つ「グラントリノ」
これはクリント・イーストウッドの映画、「グラントリノ」をイメージした作品で
カシスとMaker`s mark、に生クリームとスイーツを彷彿さすカクテルで、自分の中で、一番のお気に入りでした
(これも若干レシピを変更して、当店でもだそうかと)
でカクテル紹介は終了
最後は質問時間
中々来場者から質問が上がらなく、司会の方、困り最前列に座ってた自分にマイクが回ってきてしまい
こんなことを聞いていいのか躊躇したものの石垣氏にグラントリノのレシピについて何種類か提案というか質問を
石垣氏、快く回答いただいて(それもこちらの質問に熟考しての回答でした)まことに恐縮でした
ついでなのでpaul氏にもMaker`s markを冷凍庫でカリカリにしたら、風合い的にどうか?折角のMaker`s markを損なうのかを質問
これはpaul氏も試してないことのようなので、的確な回答とはいかなかったのですが、問題は無いが、味は全く変わってしまうだろうと
まあ、自分で試して見るのが早いですね(当たりまえです)
これで、このアカデミーは終了
実は、石垣氏には2年前、マキシアムジャパン主催の「近未来カクテル孝」のカクテルセミナーでも挨拶させていただき、その際に当店で薬膳カクテルをやってると話したら、是非レポートなどを出して欲しいと一言頂き、後日マキシアムジャパンのフリーペーパー「マキシアムモメント」の近未来カクテル募集に薬膳カクテルを送ったら、取材になりまして、そのお礼もしたかったので、終了後石垣氏にご挨拶を
石垣氏、マキシアムモメントの記事を覚えていてくれて、ほんの少しカクテル談義を
ついでに自分に親近感を感じてるなどと、ありがたい言葉までいただき励みになります
東京にいると、このような講習会などは時間さえ合えば、簡単に参加できますが、今回、山形からも参加申し込みがあったようで、ワザワザ遠方よりの熱意、地方の方の熱意もヒシヒシと感じました
またこれからも、このような講習会は参加して、自分の技量も更なるスキルアップを目指し、そして新作カクテルなどのメニューのパワーアップに役立てていきたいと思います