WGP500ｃｃ2ストローク時代末期の１９９９年開幕戦に登場した見慣れないマシン
それがBSL500
このBSL500は当時オリジナルエンジンのマシンで奮闘していたモデナスKR3と同じV3エンジン
レイアウトは前1後2のNS500と同レイアウト（KR3は前2後1のMVXやNS400Rと同レイアウト）
このBSLはニュージーランドの製造業の実業家B・バックレー氏の会社バックレーエンジニアリングのテストケースとして作られ、エンジンの製造には3D CADで設計され、そのCADデータを元にセラミック鋳型を作成する砂型鋳型よりも迅速かつ低予算で作られました
しかしエンジンは理論的に設計できてもバイクはシャーシーも難しい
ブランニューなエンジンということでトラブルも続出
９９年の開幕戦を予選落ちをし第二戦モテギを欠場、第三戦スペインで予選通過及び１８位で完走するも、資金不足で参戦中断
ライダーのM・ウィリスは同じV3エンジンを積んだモデナスKR3を駆り参戦を継続、BSLのテストを継続する形で開発は続けられました
そして２０００年は第１５戦にあたる日本GPに久々に登場するもやはり予選落ち
ここでBSLの参戦は終了しました
６０年代ボンネビルで大活躍のB・マンローや１９７３年に大活躍したキム・ニューコムと同様ニュージーランドのスピリットを持ったマシン（ライダーもオージーやNZ出身）でしたが、その再来はなりませんでした
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