ワンダラーズ

アメグラ同様60年代の青春ものですが、こちらは63年のNYブロンクス
高校内にある人種ごとのチームの対立、恋に喧嘩にロカビリーなワンダラーズ

些細なことから黒人チーム「デルボマーズ」と決闘することになったワンダラーズ
しかし数からいって勝ち目がなく、リーダーのリッチーは彼女のお父さん(マフィアのボス)に相談すると、喧嘩でなくフットボールで決着をつけろ!

フットボールの試合までにターキーは武闘派スキンズのボルティスへ鞍替え(あげくダッキーボーイズに殺されてしまいます)
新たに仲間になったペリーはアイリッシュのダッキーボーイズと乱闘になり腕を折られ、リッチーは親友のジョーイが気になってた子を横取りしてしまい彼女にも、仲間にも見放される有様で、いざフットボールの試合ですが、そんなバラバラ状態でリッチーは試合にも出られず
第一、第二クオーターと押されっぱなしのワンダラーズ
しかしハーフタイムにリッチーはジョーイに詫びを入れ、「ワンダラーズは永遠に」と結束を取り戻していく
リッチーがクオーターバックで入り、ジョーイがレシーバー
スペシャルフォーメーション「ワンダラーズスペシャル」が決まりだし、反撃にでるも、そこにダッキーボーイズがターキーとペリーの件で報復とばかりに試合場に乱入し乱闘に
ワンダラーズとデルボマーズは手を組むこととなり、試合を見学に来てたチャイニーズグループ「ウォンズ」は彼らに加勢することを決め、ダッキーボーイズvs3チーム連合の乱闘開始!
最初は数で圧倒的なダッキーボーイズが押しまくるも、カンフーの達人ぞろいのウォンズ、喧嘩慣れしてるワンダラーズとデルボマーズが反撃開始
とたんバラけ出したダッキーボーイズは腹いせにワンダラーズのフラッグを引き裂いて逃走

試合は流れてしまったものの、3チームは結束し、リッチーの婚約記念パーティーへ
挨拶だけして帰ろうとするウォンズとデルボマーズを「せっかく仲良くなったし、パーティーなんだから是非飲み食いしてってくれ!」とリッチー

そんな中、リッチーが手を出した子ニーナの姿を外に見かけ、追いかけるも彼女はカフェに入り、中ではボブ・デュランのライブが
その様子を見るリッチーはニーナは自分とは違う世界の子なんだと悟り、静かに立ち去る

リッチーのパーティーを店の外から覗いてる群衆の中にヴォルティスのリーダーの彼女ピーウィーを見かける
ヴォルティスは全員酔った勢いで海兵隊に入隊してしまい、ピーウィーは一人ぼっちに

これからは俺たちが相手にしてやるよ!と言うジョーイとペリーはその横で西部を目指し旅立つことに
別れ際ジョーイは「ワンダラーズは永遠だろ!」と

すべてが変わることにさみしさを感じるリッチーはパーティーの司会をする歌手のおばさんに婚約祝いに「何か好きな曲は?」と聞かれるも、何もないからいいと答えるが、おばさんが、では! とDIONの「ワンダラーズ」を歌いだす
会場内にいた義理の父となるマフィアの一団、デルボマーズ、ウォンズ以下、皆がリッチーの門出を祝いワンダラーズを歌いだす

ギャングものの映画のようですが、時代の変わり目と自分自身の変わらないといけない状況
そのさみしさと新たな旅立ちという点ではアメグラと同じですね