反逆のメロディー(R.I.P、原田芳雄)

原田芳雄さんと言えば、若い時のワイルドさがお気に入りです
そのワイルドさ全開なのが「反逆のメロディー」

1970年代前半のヤクザ映画になりますが、今までの任侠映画でもないし、後のニューヤクザ映画でもなく、時代の波に乗らなかった男の頑固なまでの意地、そしてその人間がヤクザであったと受け止めたほうがいいかも

ストーリーはこちら
淡野組が解散した。その翌日、哲は新興都市K市に現われた。昔、K市は立花組が仕切っていた。哲は立花の腹違いの弟だった。
組が解散したのでK市へやって来たのである。
組長は刑務所入りしていた。そして矢東会から乗り込んできた武沢、ドス建、宮坂の三人に立花組は押えられていた。
哲は偶然に出ったゲバ作とともに、矢東会に挑戦しはじめた。
さらに立花組の再建に取り組んだ哲は、若者達を引き連れて暴れ廻った。
そんなある日、淡野大次郎が関東の暴力組織を解散させるために、K市へやって来た。
哲は空港に出迎えた。淡野の口添えで関東の暴力団が続々解散の表明をしたが、実はK市の新興都市に建設会社、観光会社、運送会社などの名称で流れ込んでいったのである。
淡野は哲にK市の建設会社には手を出すなと忠告した。
折も折、立花が仮釈放で出所した。
立花への義理から哲は組を出ようとしたが、ゲバ作等が建設会社に殴り込みをかけリンチのすえ、殺されたと聞かされた。
このことから、淡野と敵対するハメになって仕返しに建設会社の仕事現場を破壊した。
淡野は今度の事件をきっかけに立花組を警察に頼んで合法的に壊滅させようとした。
たちまち立花組に警察が乗り込んで来た。組員たちには手錠がかけられた。
その間に立花は何者かによって刺し殺されていた。
数カ月後、工場完成でにぎわう祝賀会会場に、哲は、以前から淡野をつけ狙っていた滝川とともに殴り込んだ。

ヤクザも会社などに鞍替えし、利権に絡みつく時代になりつつあるのに、その時代の流れに背を向けた男の最後

んな感じ

ヤクザ映画にありがちなダブルのスーツ、オールバックや角刈りではなく、長髪、ジーンズにジージャンを肌に直接羽織る、ファッションが1970年代のヒッピームーブメントにも通じてますね

暗い話の割りに梶芽衣子、藤竜也、地井武男などのキャストのせいか、悲惨な暗さになってません(この面子だと野良猫ロックシリーズになってしまいますけど・・・)

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