日本のコンストラクターと言えばモリワキ、TSRなどが有名どころですが、片山敬済氏率いるRTKでも87年にオリジナルマシンを開発
SEKITOBA250
86年までGPを走っていたイギリスのアームストロングのカーボンフレームに87NSRのパワーユニットを搭載したもの
アームストロングの特徴である水平リアショックは廃され、普通に後方にマウント
SEKITOBAとは三国志に出てくる 一日に千里走る馬、赤兎馬のことで、片山氏はこのマシンに並々ならぬ意欲を注いでたことが伺えます
しかしながら、その意欲とは裏腹に、このセキトバを駆ったステファン・マルテンス選手はオーストリーGPで9位に入ったきり、ランクは22位の終わってしまいました
もともとロータックスのタンデムツインエンジンを搭載する為のフレームにシングルクランクのV2エンジンを搭載してるので、バランスが取れてなかったか？
そもそもカーボンフレームは硬すぎて扱いにくい代物だったか？（乗り手次第とも言えますが）
開発を進める時間が足らなかったか？（タコメーターの取り付けを間違えてしまい、パワーバンドに入らない走行を強いられた、という噂も）
色々ありますが、残念ながら87シーズンでセキトバは退場
この年RTKはノーマルNSRに乗ったV・フェラーリはまさかのノーポイント
チームの成績も散々なものとなりました
このセキトバの成功があれば、RTKのその後も違ったものになったかも知れませんね
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