モトGP開幕の創世記２００２年、4ｓｔマシンは各メーカーのワークスチームのみでサテライトは2ｓｔマシンでの参戦でした
２００３年よりサテライトにもマシンが供給されるようになりましたが、マシンの供給先から漏れてしまいオリジナルでマシンを作ったのが、前年までレッドブルカラーでYZRを走らせていたWCMチーム
エンジンはYZF-R1のものをベースに990ｃｃにスケールダウン
フレームはハリス製を使用
しかしながらモトGP初期のレギュレーションでエンジンはプロトタイプのみ これに引っかかってしまい２００３年の日本GPで失格 残りの０３シーズンはROCやセーバーV4を引っ張り出しなんとか参戦
結局クランクケースをR1の図面から起して製作しロゴをWCMと配しなんとか参戦にこぎつけました
０４シーズンは雨のスペインGPでM・ファブリチオが１０位に入る大健闘をしたものの負傷欠場などが相次ぎ、計5名のライダーを動員し１２ポイント獲得
M・ファブリチオのランク２２位を筆頭にJ・エリソン ランク２６位（3P） 宇井陽一ランク２８位（1P） C・バーンズ、D・デ・ゲア ノーポイントに終わる
2005シーズンは更なる躍進を期待されチェコのエンジンメーカーブラダがV6エンジンを開発に着手！とアナウンスがありましたが、結局エンジンは完成せず
どのメーカーも電子制御の開発が進みだし、電子制御のないWCMは苦戦し、F。バッタイー二の７ポイント２２位に終わる
２００６シーズンはスポンサーが確保できず撤退
後年、モトGPも参加台数の減少に伴い、市販車ベースのCRTクラスとの混走をさせたりと、過去のレギュレーションはなんだったのか？と言いたくなるような迷走ぶり
先見の明のある参戦形態だったですが、時代の変化に翻弄されたWCM
電子制御も標準パーツがある今の時代に再度チャレンジしてもらいたいチームであります
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