ジャッキーブラウン

タランティーノ監督作品で公開時は評価が今一つだったジャッキーブラウン
前作パルプフィクションのインパクトが強すぎてセカンドインパクトを期待した人には拍子抜けだったでしょうね
この時はタランティーノ監督がB級映画をリスペクトし、そのオマージュが根底になることを知らない人が大多数でした
(キルビルでタランティーノ監督のスタイルというのを皆さん知ることになり、それ以降ジャッキーブラウンの評価も変わるのですが)

ショボいメキシコの航空会社のスチュワーデスのジャッキーは銃の密売人の金の運び屋を副業で行っていた
ある日、密売人の手下が捕まり、ジャッキーも逮捕されるも釈放される
ジャッキーの口を封じたい密売人、密売人を逮捕したい警察
おとり捜査の協力で再度金を運ぶジャッキーは、この金を横取りする計画をたて

最後に誰が笑ったか? そんなクライムサスペンス
そこにブラックエクスプロイーなノリも加わり70年代B級ムービーテイスト

パルプフィクションほどの展開の早さはないものの、登場人物が皆自分の思惑で動き、その思惑をうまく使って立ち居ふるまうジャッキーとの心理戦

パルプフィクションとキルビルの間に埋もれてますが、是非見た貰いたい良作品です