チェ・ゲバラ 28歳の革命、39歳別れの手紙

チェ・ゲバラの革命闘争を描いた2部作、28歳の革命と39歳別れの手紙

オートバイによる南米縦断によって中南米の階級と差別と搾取とを目の当たりにした若きエルネスト・ゲバラが革命家となりフィデル・カストロと共に成功させたキューバ革命

その後、アフリカでの独立闘争支援失敗などを経てボリビア革命を目指しボリビアでの革命闘争とその失敗、そして死

一人の人間としてみたら、革命を一つ成功させただけでも人生の全てをやり尽くしたと思うが、チェはボリビアで今立ち上がらねば50年はチャンスがない!と単身困難な戦いに身を投じ志半ばで力尽きたが、まさしく50年後のボリビアの炭鉱落盤事故での炭鉱夫全員救助
チェの生きた時代なら見殺しにされたのであろうが、50年後のボリビアでは炭鉱夫も人権を得、大統領もスペイン系ではなく先住民系に
彼の死は無駄だったのか?それとも彼の蒔いた種は50年の時を経て革命でない戦いを経て芽吹いたのか?
チェの魂に語り掛けれるなら訊ねてみたいと思わせる作品群であります