エリザとエリック

ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」の現代版オマージュとも言われる「エリザとエリック」(とはいっても1987年の作品ですが)

母に死なれ、父に見捨てられた姉弟がアーティストのスタジオに転がり込み、そこに閉じこもるのだが、そこにあった額縁や衣装を使ってポートレートを撮りだし

写真を撮り発表するとい行為が姉弟の近親相姦的な関係に弟の精神的自立という切っ掛けを与えてしまい、最終的には姉の精神的崩壊を引き起こすドロドロの愛憎劇のはずですが、ポートレートの撮影が非常にポップでお洒落に描写され、全体的は都会的センスに溢れた「恐るべき子供たち」に仕上がってます