WGP界のオールラウンダー ブルーノ・ニューブラー 1972~1989シーズン

そろそろマニアックなGPマシンもネタが尽きてきたので、日本では知名度が低いものの、GPの世界では凄い記録や記憶に残るライダーを

 

今回はスイスが誇るスペシャリスト ブルーノ・ニューブラー

1972年~89年までの長きに渡ってGPに参戦したスイス人ライダー

17年間の参戦も凄いですが、彼の凄さは、排気量を問わない活躍

50ccから500ccまで全てのソロクラスに参戦し、50ccはランク2位、125ccもランク2位を2回、250ccはランク5位、350ccはランク6位、そして500ccはランク3位の記録を持ちます

 

500ccは1972年にヤマハTR3改(空冷350cc2気筒のスープアップ版)にてアゴスチーニ、パガーニのMVアグスタコンビに続くランキング3位

350ccも同じく72年にヤマハTR3にて1勝を上げランキング6位

250ccは74年にヤマハTZ250にて2位に2回などあげ、ランキング5位

125ccは74年にヤマハTA125で1勝、5回の表彰台を得、ランキング2位、そして83年にもMBA125で2勝を上げランキング2位

50ccは73年にクライドラー50で全戦表彰台、そして1勝でランキング2位

 

70年代に大活躍し、80年代は前半でもはやこれまでか?と思われた矢先125ccで復活

86年まで安定してトップ10に入り大活躍

 

87年から89年までは、それまで安定した成績を上げていた125ccを降り、もはや勝ち目のないホンダRS500で500ccクラスに参戦

3シーズンでわずか15ポイントを上げるに留まり89年で引退

 

ニューブラー選手の大半のGP生活はプライベーターとしてというところに凄さを、GP愛を感じさせます

そして、現在はクラシックバイクレースやイベントに顔を出しています

 

GPがコンチネンタルサーカスと言われた古きよき時代を共に駆け抜けたスペシャリストはタイトルこそありませんが、欧州のファンの記憶に留まり続けております

 

 

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