Fast Freddie

GPライダー系の書籍は色々でてますが、当時のスペンサー物は知りませんでした
だいたい中身は想像できますが、好奇心とお安かったので購入

85年までのスペンサーの戦いの歴史と栄光
あとは彼が駆ったマシン解説

ここまでのスペンサーは天才の名をほしいままにしてました

この書籍の発刊は86年
86年はともかく87年以降は復活しまだまだ彼の時代であると思われてた頃
単に手首の故障だけだと思われてたものの欠場と復活、引退と復活を繰り返し
真相は分からぬままフェードアウト

最近刊行の彼の自叙伝でやっと彼の心理的部分が垣間見えてきました

分かったのはスペンサーとてまだ20代前半のおニーちゃんに過ぎず、HRCもまだまだライダーのマネージメントまで気が回らなかった
金とマシンを用意したんだから走れよ!としかできなかった
そんな中での欠場はスペンサーを孤立させていっただけで、寄り添える人の不在
そのような葛藤と苦しみが判明したのはこの自叙伝が出る35年後

マモラもチームロバーツ時代はうつ病に近い状態に陥ったり、トップライダーと言うのはケガと死と、富と栄光、賞賛と非難、バイクが好きでたまらなく乗ってるけど、得るものも支払う代償もの大きさ そんな全てギリギリのところで戦ってるのでしょうね